2026年4月、大手シンクタンク・野村総合研究所(NRI)は2026年3月期の決算を発表しました。売上が前年比6.5%増の8,147億円となる一方で、豪州・北米事業で約970億円の減損損失を計上し、営業利益は56.8%減少しています。この数字の背景にあるのは、企業のDX投資が急速に「質的転換」している事実です。国内事業の好調さと海外事業の再編は、SIエンジニア・コンサルタントのキャリアパスを大きく塗り替えようとしています。
国内事業が「全セグメント増収増益」──DX2.0から「AI × 企業変革」へ
NRIの国内事業は、コンサルティング、金融ITソリューション、産業ITソリューション、IT基盤サービスの4セグメントすべてで増収増益を達成しました。特に注目すべきは、その成長の中身が変わったという点です。
従来の「個別業務の自動化」から「企業全体のビジネスモデル変革」への転換が起きています。NRIが新たに中期経営計画で掲げた「AX(AI Transformation)」という考え方がそれです。受注残高は前年比9.8%増(856.8億円)に達し、特にコンサルティング受注が31.2%増と急伸しました。これは、顧客企業が「何をするか」よりも「なぜそうするのか」という経営課題の解決をSIerに求め始めたことを意味しています。
AI関連案件は2025年度で約300億円だったのに対し、2028年度目標は3,000億円超と、10倍超の成長を見込んでいます。つまり、2026年から2028年の3年間で、企業の情報システム投資のあり方が一変しようとしているのです。
ワンキャリア転職に寄せられたNRIのクチコミには、以下のようなものがあります。
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