こんにちは。ワンキャリア転職のキャリアアナリストです。
この連載「キャリアアナリストのお悩み相談室」では、転職を考えている方からいただいたリアルなお悩みに、ワンキャリア転職のデータをもとにお答えしています。
本日のお便り
さて、本日のお便りはこちら。ラジオネーム「こんぶ」(33歳・法人営業職11年)からです。
営業職一筋で11年、同じ企業で同じ職種のまま今に至ります。これまでやりがいを感じていましたが、ここ1〜2年で『このまま営業で良いのか』という迷いが出てきました。
営業スキルは確かに高まった実感があります。が、周りを見ると営業からコンサルティングや事業企画、マーケティングなど異なる職種へ転職する同年代が増えており、自分だけ取り残されているような不安感があります。
スタートアップへの転職も視野に入れていますが、11年間の営業経験を活かすなら同じ営業職のほうが評価されやすいはず。そうなると、また同じ道を歩むことになるのでは...という悪循環に陥っています。
この段階での職種転換はリスクが高いのでしょうか?それとも、むしろ今が最後のチャンスなのでしょうか。決断の軸を教えてください。
営業10年選手が直面する分岐点
結論から言うと、営業10年のキャリアは「職種転換の最後のチャンス」と「営業スキルを極める最後のタイミング」の両方が成り立つターニングポイントです。
なぜでしょうか。それは、市場が営業経験者にどう値付けするかが、このタイミングで大きく変わるからです。
営業職を一貫して続けると、その実績は確かに強みになります。顧客開拓能力、交渉力、数値目標達成の執行力——これらは多くの業界で必要とされるスキルです。しかし、11年同じ職種でいると、その先は「営業職としての深掘り」か「違う道を歩む」かの二者択一の局面へ差し掛かります。
実際、ワンキャリア転職の転職体験談データから見えるのは、営業職からの転職は決して少なくないということです。転職者全体の約10%が営業職からの職種転換を選んでいます。その数、931件。つまり、こんぶさんのような選択肢は十分に市場で評価されているのです。
営業スキルは「広げられる」資産。職種転換者の実績
営業からの転職先で最も多いのは、カスタマーサクセスなどの営業の周辺職種です。しかし、ここで注目すべきは、それ以上に戦略コンサルタント、事業企画といった、一見すると営業と遠い職種への転換者も多い(※)ということです。
※ワンキャリア転職の転職体験談データ(2026年4月時点)
さらに興味深いのが年収の推移です。営業からの職種転換者全体では、45.3%が年収UPを実現しています。なかでも戦略コンサルタント転職組は65.0%が年収UPという高い成功率を示しています。
さらに・・・



