「不動産営業は稼げる」というイメージは本当でしょうか。国税庁・厚生労働省の公式データと、ワンキャリア転職に蓄積された転職体験談を照合すると、実態はひとことでは言い表せないことがわかります。
職種によって年収帯の開きがあり、転職時の年収変化もUP・DOWNの両方が存在します。本記事では公的データと自社データの両面から不動産営業の年収の実態を解説します。
- 1. 不動産営業の平均年収
- 1-1. 業界全体の平均:2つのデータをどう読むか
- 2. 職種別の年収相場
- 2-1. 投資用不動産営業
- 2-2. 土地活用営業
- 2-3. 売買仲介営業
- 2-4. 住宅営業
- 2-5. 賃貸仲介営業
- 3. 年収の決まり方:給与体系と歩合制
- 3-1. 固定給+歩合(インセンティブ)型
- 3-2. 年収1,000万円シミュレーション(売買仲介の場合)
- 4. 転職でみる不動産営業の年収変化
- 4-1. 不動産営業から他職種への転職
- 4-2. 転職市場で不動産営業スキルはどう評価されるか
- 5. 不動産営業で年収を上げる方法
- 5-1. 職種・企業選びを変える
- 5-2. 宅建士の資格を取得する
- 5-3. 転職を活用する
- ワンキャリア転職のご紹介
1. 不動産営業の平均年収
1-1. 業界全体の平均:2つのデータをどう読むか
不動産営業の平均年収を調べると、参照データによって数字が異なります。
国税庁「令和6年 民間給与実態統計調査結果」では不動産業界全体の平均給与は約469万円。一方、厚生労働省が提供する職業情報提供サイト「job tag」によると、住宅・不動産営業の平均年収は618.3万円です。この数字は令和6年の賃金構造基本統計調査の結果をもとに算出されています。
営業職に絞ると水準が上がり、これは国税庁が発表している日本の給与所得者の平均年収478万円(令和6年分)を上回る水準です。
2. 職種別の年収相場
不動産営業は扱う物件・営業スタイルによって職種が大きく異なり、年収帯も変わります。
2-1. 投資用不動産営業
富裕層・法人を相手に収益物件を販売する職種。高額取引が多くインセンティブの絶対額が大きい一方、成果が出ない時期の収入安定性は低くなります。
2-2. 土地活用営業
地主にアパート・マンション経営などを提案する仕事。億単位の取引になることもあるため歩合の額は大きく、稼ぎやすい職種のひとつです。
ワンキャリア転職の転職体験談には、歩合で稼ぐために土地活用営業を選び、昇進後はマネジメント業務が増えたため「もっと稼げる職場」を求めて転職したケースも見られます。
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