日本スポーツ振興センターの企業文化・社風

最も浸透しているのは「公共性」と「公平性」を重んじる価値観です。国のスポーツ振興を担う組織として、特定の団体や個人に利益が偏ることなく、全てのステークホルダーに対して中立・公平であることが事業の根幹にあるためです。この価値観は日々の業務にも反映されており、新しいことへの挑戦よりも、前例や規定に則った手続きの正確さ、プロセスの正当性が重視される文化につながっています。 キャリアパスは、2〜3年周期のジョブローテーションが基本です。これにより、職員は多岐にわたる事業を幅広く経験し、組織全体の視点を持つゼネラリストとして育成されます。昇給・昇格は基本的に年功序列であり、個人の突出した成果が評価に直結してスピード出世に繋がることは稀です。安定した環境で、着実に組織貢献をしていきたいという志向の人に向いているカルチャーです。

職員は穏やかで協力的な人が多く、部署内のコミュニケーションは円滑です。業務に関する相談や雑談は活発に行われています。 会社全体での大々的なイベントや飲み会は多くありませんが、部署単位や気の合う同僚同士でランチや終業後に食事に行くことはあります。ただ、プライベートを尊重する文化が根付いており、そうした集まりへの参加が強制される雰囲気は全くありません。仕事とプライベートのオンオフをはっきりと分けたい人にとっては、非常に過ごしやすい、程よい距離感の人間関係が築ける環境だと思います。