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清水建設の初任給|新卒年収500万→全社平均約1,043万への道筋

清水建設の「初任給」は、公式には「採用給」と呼ばれます。教育・育成期間としての初任給ではなく、期待される職務に応じて在籍者と同水準で設定するという同社独自のスタンスの表れです。中途入社時の給与を考えるうえでも参考になります。


本記事では、公式の採用給、クチコミから見える新卒初年度の実額、有価証券報告書による全社平均年収約1,043万円までの3層構造を、給与制度の視点から整理します。


目次




1. 清水建設の基本情報と「採用給」の全体像


1-1. スーパーゼネコン一角としての清水建設


清水建設は、鹿島建設・大成建設・大林組・竹中工務店と並ぶ「スーパーゼネコン」5社の一角を占める総合建設会社です。首都圏における民間建築を主力とし、近年は再生可能エネルギー・環境ソリューション領域への投資を強めています。また、2026年4月からは人事制度が改正され、役割給の比率引き上げと評価給の導入により、役割と評価を給与に反映する制度へ移行しています。



1-2. 「採用給」という独自呼称の背景


清水建設の採用要項では、新卒入社時の月給が「初任給」ではなく「採用給」と表記されます。公式サイトには、教育・育成期間中の暫定給ではなく、期待される職務に応じて在籍者と同水準の給与を設定するという設計思想が示されています。

主要5社の採用ページを確認した範囲では、清水建設のみが「採用給」と表記しています。他4社は「初任給」または「基本給」として月給を提示しています。


1-3. 給与を3層で整理する


本記事では、清水建設の給与構造を次の3層に分けて整理します。


  1. 第1層(新卒採用給):公式の新卒入社時の月給(グローバル職/エリア職A・B・C×学歴別)
  2. 第2層(新卒初年度年収実額):残業・現場手当・住宅補助・賞与を加えた初年度の額面年収(クチコミベース)
  3. 第3層(全社平均年収):平均年齢43.7歳・平均勤続16.1年の全社ベースで約1,043万円


この3層で見ると、公式の月給提示だけでは見えない「額面外の年収」がどこで積み上がっているのかが立体的に把握できます。



2. 「採用給」の額面と実額


2-1. 公式の採用給(グローバル職/エリア職・地域別×学歴別)

清水建設が公表している採用給は、勤務地とキャリアパスに応じて「グローバル職」と「エリア職(A・B・C地域)」に分かれます。


グローバル職(全国転勤あり/海外勤務あり)

  1. 博士了:月給342,300円
  2. 修士了:月給320,000円
  3. 学士卒:月給300,000円
  4. 専門4年制卒:月給288,500円
  5. 高専・専門2〜3年制卒:月給280,000円


エリア職(地域限定)

  1. A地域(東京・横浜・千葉・土木東京・国際):学士卒 月給270,000円
  2. B地域(名古屋・関西):学士卒 月給258,000円
  3. C地域(北海道・東北・北陸・四国・広島・九州):学士卒 月給246,000円


エリア職はA・B・Cで最大24,000円の月給差が設定されており、地域の生活コスト差を反映した設計です。グローバル職とエリア職A地域の学士卒で比べても、月給で30,000円(年額36万円相当)の差があります。



2-2. クチコミから見える新卒初年度年収の実額

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