日本のIT業界において、大手SIerは安定した事業基盤と高い収益性を誇り、多くの転職希望者が注目する業界です。しかし、「どの企業が本当に働きやすいのか」「給与水準と実際の働きがいは見合っているのか」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
本記事では大手SIer各社の売上、平均年収、利益を徹底的にランキング化。さらに、実際に働く人々のクチコミから見える各社の強みや特色、中途入社における傾向についても詳しく解説します。
1. 大手SIer売上ランキング
※(出典)各社の有価証券報告書(日立製作所/NTTデータ/富士通/NEC/大塚商会/野村総合研究所/SCSK/TIS/BIPROGY/日鉄ソリューションズ)|調査時期2026年3月
※大手上場SIer企業の最新の有価証券報告書から売上高を比較してランキングを作成しています。
1位:日立製作所(9兆7,834億円)
日立製作所は圧倒的な売上規模を誇り、社会インフラとITを掛け合わせた独自のソリューション「Lumada」で顧客の課題解決を行っています。同社の強みは、単なるシステム開発にとどまらない社会的影響力の大きさです。
ワンキャリア転職には以下のようなクチコミが寄せられています。
社会インフラに関わる業務であり、テーマとしてはやりがいが高い。営業はそうした案件に少数で携われるため、裁量も高くやりがいはあった。(日立製作所/新卒/法人営業)
大規模なプロジェクトを経験することができるスケールメリットがある。社会インフラを支える仕事なので、社会に貢献することができるというやりがいを感じることができる。(日立製作所/新卒/設計開発)
日立製作所では、若手でも社会の根幹を支えるプロジェクトに携わることができ、その規模感と社会貢献性が大きなやりがいとなっているようです。
2位:NTTデータ(4兆6,387億円)
NTTデータは日本国内において公共・金融勘定系といったインフラ周りのシステム占有率が極めて高く、圧倒的な顧客基盤を持っています。政府系案件が安定して存在するため事業基盤が非常に強固です。
近年は海外事業の吸収やグローバル展開、コンサル領域への幅出しを強力に推進しており、世界的なITベンダーを目指すフェーズにあります。
日本国において公共・金融勘定系といったインフラ周りのシステム占有率が高くそこで蓄積した資金を海外のM&Aに回しているので、安定的な成長が見込めるとは思う。
日本本体ではイノベーションを推進するような人材体制・技術力は感じられないが。(NTTデータ/新卒/情報システムエンジニア)
海外事業の吸収もあり、このままいけば売上は日本一となる。ただ、海外事業の利益率が低く、改善の余地あり。(NTTデータ/中途/法人営業)
3位:富士通(3兆5,501億円)
富士通は「絶対に顧客から逃げない」完遂能力を最大の特徴とし、現在DX企業への変革を強力に推進しています。クチコミからは、顧客との長期的な信頼関係構築に重点を置く企業文化が見えてきます。
社会的影響力が強い会社へのシステム提供を行っているので仕事のやりがいにつながっている。例えば銀行へのシステム提供では日本の決済システムを担っているという自負がやりがいにつながる。(富士通/新卒/営業)
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