三井住友信託銀行の強み・将来性・社員の魅力

他行より規模感が一回り小さいが、新しい分野に着手していたり、政策保有株式0宣言など高い目標は掲げている。そういった分野での成長は見込まれるが、人材一人一人の力では高度なものが求められると思う。

日本国内のマーケットは縮小する一方であり、このまま行くと収益は先細りになると感じる。またメガバンクの圧倒的な顧客基盤には敵わないため限界を感じる。

リテール部門については競合が多すぎる。昔からのお客様が多い地域でも顧客基盤がメガバンク＋りそなに劣る。業務知識等についてはさすが信託銀行であるとお客様に評価していただけることが多かったので非常にもったいないと思う。

会社として目指しているビジョンは潜在的ニーズや独自性があり非常に期待できると思う。しかし、国内マーケットの成長は期待できないため、海外で稼ぐ力が問わると考えている。

とにかくシステムが古い。未だに他銀行にあるような、すぐに資産の確認ができる専用のアプリはない。社内システムも古い。パソコンは古くメールを開くのに数分かかる。そういった方面を改善する方向は見られない。事業もメガバンクが同様の事業を展開しているなか、縮小すると思われる。「昔からやっている」ことに自信を持ち、メガバンクに対抗する気がなく、今後負けて行くのは明らかだと思う。

当時から、ジェンダーに取り組んだり(当時珍しかった、同性パートナーでも解約や資金受け取りができる積立制度などを導入していた)、マイナー国の中央銀行と取引したり、目の付け所が面白かった。ぜひ続けて欲しい。