三菱UFJ銀行への転職を考えるとき、「離職率が高いのではないか」「入社してから長く働き続けられるのか」といった不安を感じる方は少なくありません。
結論からお伝えすると、三菱UFJ銀行は「離職率〇%」という単一の数値を公式に開示している事実は確認できていません。ただし、有価証券報告書で開示されている平均勤続年数15.9年という数値や、入社10年後の離職率の男女差が大きく改善しているという記載からは、長期就業を前提とした働き方が定着しつつあることがうかがえます。
本記事では、三菱UFJ銀行の有価証券報告書・公式サイトの人的資本開示と、ワンキャリア転職に投稿された退職検討理由・企業文化に関するクチコミをもとに、離職率という切り口から見えてくる定着の実態を解説します。
- 1. 三菱UFJ銀行の離職率・定着に関する公式データ
- 1-1. 三菱UFJ銀行の離職率は公式開示されていない
- 1-2. 平均勤続年数15.9年から読み取れる定着傾向
- 2. 退職検討理由から見える三菱UFJ銀行のリアル
- 2-1. 副業・在宅勤務制度と実態のギャップ
- 2-2. 配属・部署によるばらつき
- 2-3. 一方で評価されている点(休暇・在宅勤務の柔軟性)
- 3. 企業文化・カルチャーから見る定着のしやすさ
- 3-1. 「保守的」「トップダウン」と評される組織文化
- 3-2. 若手のうちの立ち回りと両立支援制度
- 4. 三菱UFJ銀行が進める定着・エンゲージメント向上の取り組み
- 4-1. Job Challenge制度など自律的キャリア形成の後押し
- 4-2. エンゲージメントスコアの推移(MUFGグループ全体)
- 5. 三菱UFJ銀行への転職・入社が向いている人・向いていない人
- よくある質問
- Q. 三菱UFJ銀行の離職率は公式に公表されていますか?
- Q. 三菱UFJ銀行の平均勤続年数はどのくらいですか?
- Q. 三菱UFJ銀行を辞める人にはどのような理由がありますか?
- まとめ:三菱UFJ銀行の定着実態を踏まえたキャリアの考え方
- ワンキャリア転職のご紹介
1. 三菱UFJ銀行の離職率・定着に関する公式データ
1-1. 三菱UFJ銀行の離職率は公式開示されていない
三菱UFJ銀行への転職を検討する際、まず気になるのが「離職率」の実数でしょう。しかし、株式会社三菱UFJ銀行が単体で「離職率〇%」という数値を公式に開示している事実は確認できていません。
ここで注意が必要なのは、三菱UFJ銀行(銀行単体)と、持株会社である三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は別法人であるという点です。
インターネット上で見かける離職率の数値は、出典をたどっても銀行単体・MUFGグループ連結いずれの公式資料にも根拠が見当たらず、算出方法も不明であるため、本記事では採用しません。
一方で、三菱UFJ銀行の有価証券報告書(2025年6月25日提出、第20期)の「従業員の状況」には、以下の数値が開示されています。
また同有報では、女性活躍推進の文脈で「入社後10年後の社員の離職率」の男女差についても言及されています。
2005年入社の女性は男性と比べて離職率が22.1%高かったものの、2015年入社の女性の離職率は男性を3.7%下回るまで改善しており、離職率の男女差は大きく縮小している状況です。これは絶対的な離職率の数値ではなく、あくまで入社年別コーホートにおける男女差の推移である点にご留意ください。
他のメガバンクとの離職率の数値比較については、各行とも単一指標としての開示が確認できなかったため、本記事では扱いません。
1-2. 平均勤続年数15.9年から読み取れる定着傾向
平均勤続年数は、2021年6月提出の有価証券報告書(第16期)では14.7年でしたが、最新有報(第20期)では15.9年に伸びています。平均年齢も38.3歳から40.0歳へと上昇しており、勤続年数・年齢ともに緩やかな増加傾向にあります。
なお、この平均勤続年数・平均年齢・平均年間給与には、海外の現地採用者や他社からの出向者は含まれていない旨が有報に注記されています。単純な定着率の高さを示す数値として断定することはできませんが、長期就業を前提としたキャリア形成が一定程度機能していることの参考情報にはなるでしょう。
2. 退職検討理由から見える三菱UFJ銀行のリアル
【この先の見どころ】
1. 「副業は基本できない」「制度はあるが利用している人はかなり限定的」——制度と実態の間にあるギャップ。
2. 配属先によって大きく変わる「投資ができない部署」「残業が嵩む部署」という配属リスク。
3. 一方で「休暇は取りやすい」「在宅勤務も柔軟」という評価も——厳しさと働きやすさが同居する職場のリアル。
さらに・・・



