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商社の仕事内容|総合商社・専門商社の業務と実態をクチコミから解説

商社の仕事は、「モノを右から左に流すだけ」というイメージから大きく変わっています。現在の商社は、売り手と買い手を仲介するトレーディング機能に加え、事業投資・事業経営・金融機能を組み合わせ、原材料の調達から製造・流通・小売までのバリューチェーン全体に関与する「事業を作る/育てる」プレイヤーへと役割を広げています。


商社は、あらゆる産業を扱う「総合商社」(三菱商事・三井物産・伊藤忠商事・住友商事・丸紅・双日・豊田通商の7社が中心)と、特定分野に特化した「専門商社」に大別され、営業・事業投資・トレーディング・貿易事務・コーポレートなど多様な職種で構成されます。


本記事では、公式IR資料・各社採用サイト・ワンキャリア転職に寄せられた社員クチコミをもとに、総合商社と専門商社それぞれの業務内容、職種別の仕事内容、実際の1日の業務フローまでを解説します。



目次






1.商社の仕事内容を一言でいうと


1-1.商社の3つの役割


商社の業務は、大きく次の3つの役割に整理できます。


  1. トレーディング:売り手と買い手をつなぐ仲介機能。単なる転売ではなく、市場ニーズをふまえた商品・パッケージの企画、輸送・保険・金融手配、販路開拓など、バリューチェーン全体で付加価値を提供します。
  2. 事業投資:有望な事業や企業に出資・支援する機能。取込利益や配当金・キャピタルゲインに加え、既存事業とのシナジー創出を狙います。再生可能エネルギー・医療ヘルスケア・小売・DX領域への投資が近年活発です。
  3. 事業経営:投資先や連結子会社の経営に人材を派遣し、事業運営そのものを担う機能。総合商社ではコンビニ・スーパー・食品・エネルギーインフラなどが対象です。




1-2.メーカーとの違い:モノを「作る」ではなく「動かす/育てる」


商社とメーカーの決定的な違いは、「自社で商品を製造するかどうか」です。メーカーは自社工場で商品を企画・製造・販売しますが、商社は生産者やメーカーから原材料・部品・完成品を仕入れて必要な場所に供給する役割を担います。加えて商社は、投資先の事業運営に踏み込むことで「事業を育てる」プレイヤーとしての性格も持ちます。




1-3.総合商社と専門商社の業務範囲の違い


総合商社と専門商社では、主に扱う事業領域の広さと、各分野への関わり方に違いがあります。


総合商社は、資源・エネルギー、金属、機械、化学品、食料、リテールなど、幅広い産業を対象としています。売り手と買い手をつなぐトレーディングに加え、企業やプロジェクトへの事業投資、投資先の経営支援、サプライチェーンの構築などにも関与します。複数の産業や地域を組み合わせ、新しい事業を作ることも総合商社の役割の一つです。


一方、専門商社は、鉄鋼、化学品、食品、エレクトロニクスなど、特定の商材や業界に軸足を置いて事業を展開します。商品の仕入れ・販売だけでなく、在庫管理、物流、加工、用途開発、商品企画などを手掛ける企業もあります。事業投資や製造機能を持つ企業もあるため、「トレーディングだけを行う業態」とは限りません。


キャリア形成についても、総合商社では複数の産業や地域、事業会社で経験を積む機会があり、専門商社では特定分野の商流、商品、顧客、技術、規制などへの知見を深めやすいという違いがあります。ただし、部署異動、海外勤務、担当領域の広さは企業や職種によって異なるため、個別の採用情報や配属方針を確認するとよいでしょう。






2.総合商社の仕事内容|7大商社の営業セグメント別業務


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