「印刷業界への転職を考えているが、どう志望動機を書けばよいか分からない」「TOPPAN(凸版印刷)と大日本印刷(DNP)で求められる志望動機の違いを知りたい」「『印刷』というイメージだけでは志望動機が弱い気がする」——印刷業界への転職を検討する方は、こうした悩みを抱えていることが多いのではないでしょうか。
印刷業界は、TOPPAN(旧凸版印刷)と大日本印刷(DNP)の2社が大半を寡占する構造です。両社とも近年は「印刷会社」から「情報コミュニケーション総合企業」へと事業多角化を進めており、メタバース・DX・電子部品・パッケージ・教育・ヘルスケア・セキュリティといった新領域への投資が加速しています。「印刷が好き」だけでは志望動機として弱く、各社の事業多角化戦略を踏まえた志望動機が必要です。
本記事は、ワンキャリア転職に集まったTOPPAN・大日本印刷の選考体験談10件・転職体験談12件・計22件をもとに、内定獲得者・転職成功者の志望動機を5つの典型パターンに整理し、それぞれの実体験例文と書き方のポイント、避けるべきNG志望動機までを徹底解説する記事です。
結論から言うと、印刷業界で評価される志望動機は「(1)事業多角化・新領域(メタバース・DX)志向」「(2)社会的影響力・顧客課題解決志向」「(3)大企業安定性・働き方志向」「(4)異業種スキル転用志向」「(5)同業ステップアップ志向」の5パターンに集約されます。
1. 印刷業界の現状と求められる人物像
1-1. TOPPAN・DNP 2社寡占構造
国内印刷業界は、TOPPANと大日本印刷(DNP)の2社が大半を寡占する構造です。両社とも売上1兆円超の大企業で、長らく日本の印刷市場を支えてきました。
1-2. 「印刷会社からの脱却」──事業多角化戦略
両社とも、紙媒体の印刷市場縮小に対応するため、「印刷会社からの脱却」を経営戦略の中核に据えています。注力する新領域は以下の通りです。
TOPPANの新領域:
- メタバース(VR・XR)プラットフォーム
- DX(マイナンバーカード・電子契約・データ管理)
- 半導体フォトマスク・ディスプレイ用部材
- 高機能パッケージ・抗ウイルス機能フィルム
- 教育・ヘルスケア
DNPの新領域:
- 有機ELディスプレイ用メタルマスク
- リチウムイオン電池用バッテリーパウチ
- 大型有機ELパネル・QD-OLED用部材
- BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)
- フォトブック・XR/AR
つまり、印刷業界の志望動機を作成する際は、「印刷が好き」だけでなく「事業多角化のどの領域に貢献したいか」という視点を持つことが重要になります。
1-3. 求められる人物像
ワンキャリア転職に集まった内定者・転職成功者の体験談を横断すると、印刷業界で評価される人物像は以下の通りです。
- 事業変革期に対応できる柔軟性
- 印刷以外の領域(DX・電子部品・新規事業)への適応力
- 顧客課題に並走するソリューション提案力
- 大企業のステークホルダー調整力
- 異業種経験を新領域で活かせる転用力
これら全てを満たす必要はありません。自分の前職経験と接続する1〜2点を、具体的なエピソードとともに語れることが、志望動機作成の出発点になります。
2. パターン(1):事業多角化・新領域志向の志望動機
最も評価されやすい志望動機の1つが、両社の事業多角化戦略(メタバース・DX・電子部品等)への共感を志望理由にするパターンです。
2-1. キーフレーズ
- 「メタバースを支えるソフトウェア創出」
- 「リアルとデジタルの両方で事業を持つ」
- 「事業立ち上げに携わる」
- 「リアルの知見をデジタルに活かす」
2-2. 実体験例文(楽天→TOPPAN/新規事業)
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