建設業界は専門性や現場での実務経験が重視される業界であることから、「成果や努力がしっかりと年収や昇進に反映される評価制度」を期待していました。特に、現場の厳しさや長時間労働が伴うこともあるため、頑張った分だけ正当に報われる仕組み、たとえばプロジェクトの完遂や資格取得に応じた昇給・報奨制度があることを求めていました。
また、建設会社の中には年功序列が強く残っているイメージもあったため、実力主義に近い形で、若手でも成果次第で役職に就けるような柔軟な評価体制を期待していたというのも、入社前の正直な思いです。
入社前は、「営業成績=年収・評価に直結する」と思っており、成果を出せば早期に高収入が得られると期待していました。しかし実際には、個人の成績だけでなく、所属部署全体の業績や上司からの評価、社内のプロセス評価も加味されるため、思っていたよりもシンプルに成果主義ではないと感じました。
特に、受注までのプロセスやチーム内での協調性、上長との日々のコミュニケーションなど、目に見えにくい部分も評価対象となるため、「数字さえ出していればOK」という考えは通用しないことを、もっと早く知っておきたかったです。また、年収に反映されるタイミングも年1回と限られており、成果がすぐに報酬に反映されるわけではない点もギャップでした。営業=即成果・即報酬というイメージを持っていると、ややギャップを感じるかもしれません。