入社前に最も魅力に感じていたのは、年収水準の高さと評価制度の透明性でした。職務グレードごとに給与レンジが明確に定義されているため、自分がどの水準からスタートし、どのレベルまで到達できるのかを事前にイメージできた点は大きな安心材料でした。また、評価は年功序列ではなく成果や役割の大きさが重視され、結果だけでなくプロセスも評価対象となると聞いていました。賞与にも個人評価が反映されるため、努力が収入面にしっかりつながる環境で働けると期待していました。前職では評価基準が曖昧で、どれだけ成果を出しても昇給しない場面があったため、努力が公平に報われる点に強く魅力を感じ、入社を決意しました。
入社後に期待値を下回った点は、評価が成果連動型である一方、評価基準が十分に共有されていないと感じる場面があったことです。特に成果の定義や重視される指標が部署ごとにばらつきがあり、自分の成果がどの程度評価につながるのかを把握しにくい時期がありました。また、給与レンジは明確ですが、昇給額が想定より小さい半期もあり、評価と報酬が必ずしも強く連動していない印象を受けました。上司との面談によって改善されつつあるものの、キャリア形成のロードマップや昇格条件がもう少し細かく提示されると、長期的な収入見通しを描きやすくなると感じています。制度自体は良い方向性であるため、運用の透明性が高まれば、より納得感のある環境になると思います。